右側がオリジナル、左側が加工したもの。
「夢見るコトバ」の撮影は時間制約きつくて(初日だけでしたが)、カレンダーに落書きするシーンを撮ったのはよかったものの、落書き前を撮影していなくて…。新たにカレンダーを買いに行く余裕もなかったので、Photoshopで修復。
結構使える技術なので、オススメです。
要は落書きの赤ペンが入っていない部分を切り取って繋ぎ合わせてなじませて、元に戻していく作業。同時に左右並べて比較されるわけではないので、多少違っていてもOK。
色塗りもしますが、ポイントはノイズを再現すること。ノイズがなければ浮き立ってしまいますから。乗算したりでうまくノイズを残してレイヤー合成していくといいですね。
あと、実際に使うサイズより解像度上げて作業したほうがいいです。
今回はハイビジョンの作品で…結構大変でした。或る程度アニメーションの動きで誤魔化せるんで、静止画の合成作業ほど厳密にはやっていません。
修復にも使えますが、あとから文字を書き込んでアニメーションつけたりして、撮影していない映像を作ることもできます。
僕の監督作の「小さくて、小さな星たち」、冒頭のカットはそうやって静止画元に加工して作っています(レシート、実際には僕の分も書かれていたので消して…あと文字を書き加えました)。
さらに複数レイヤー動かしたり、合成すれば、コンポジット・アニメーションになって、表現の幅もぐっと広がります(「MATH」の新編集版でやっています)。
自主制作されてる方は是非チャレンジしてください^^。