2006年11月05日

RE:construction

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 上映会の翌週、早速アポとって追加撮影の準備。


 27日に高山サイエンスプラザにて、フィナーレシーンの素材撮影。
 どうして半年前に撮らなかったのか、自分でも不思議なカットをいくつか。
 主に「仏様」カットの合成のためです。


 あと南港と石切(景観素材)で撮影します。




 そう、運がいいな、と思ったこと。

 南港のシーサイドコスモで撮影した海辺シーン。
 一度雨で流れて、日程ずらして撮ったのですが。
 ものすごく晴れてて、春らしくない青空だったんですよ。

 今は秋…秋晴れが追加撮影のすごくいい味方をしてくれそうです。
 日照条件も比較的近いですし。




 今日は、わーっと外に出たくなる気分抑えつつ、家で諸々創作。
 でも、何となくDVDを借りに。


 借りてきたのは映画版『木更津キャッツアイ』日本シリーズ。
 今、新作公開されてる話題作、ということで。
 宮藤官九郎さんの脚本作品をチェックしたくて。
 …あとはコミカルな作品が観たかったから。
 『アビス』とか、これから再編集していく『MATH』の方向性に近いSFを借りることも考えたけれど、何かが思いとどまらせました。



 さて、鑑賞してみると…。
 TVのストーリーも何も知らないから、実験的な演出も含めて最初は「?」がいっぱいでしたが。中盤からは素直に入っていけました。休日にちょうどいい映画でしたよ。ほんと…最初はコレが人気作なのか疑いました^^;


 でも何よりの収穫は…映画の編集アイデアを思いつけたこと。
 むしろ踏ん切りがついた、というべきか。


 新しいテーマは『RE:constrution』。
 壊して、作り変える。

 演技を切り刻むことだけは避けようとしていましたが…。
 でも元がこれだけいい演技してくれてるなら、切り刻んだって空気感は残せるんじゃないか、と。

 『キャッツアイ』の成功は無茶苦茶な世界観を"作りこんで"いることが一因だと思います。どこかメタを許容して、当たり前のようにストーリーの中に消化されている。
 『MATH』はテーマ設定として、メタな視点を一切許さないところがあるのですが、そこに編集段階でメタな演出を入れるのは逆に映画のテーマを引き出す方法として使えるように感じました。



 実現するためのテクニカルな問題も解決。
 …まぁ今まで本格的に使うこと考えてなかっただけですけれど。
 映像を自在なテンポでコントロール。
 また絵の雰囲気が劇的に変わる予感。



 最近は、『MATH』は結局何バージョン作ることになるんだろう…と思いつく新しいアイデアに妙な不安な覚えていましたが。
 まずはウェブ公開を睨んだ30分版を完成させたいと思います。
posted by 水流ともゆき(監督・音楽) at 03:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 進行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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