
上映会の翌週、早速アポとって追加撮影の準備。
27日に高山サイエンスプラザにて、フィナーレシーンの素材撮影。
どうして半年前に撮らなかったのか、自分でも不思議なカットをいくつか。
主に「仏様」カットの合成のためです。
あと南港と石切(景観素材)で撮影します。
そう、運がいいな、と思ったこと。
南港のシーサイドコスモで撮影した海辺シーン。
一度雨で流れて、日程ずらして撮ったのですが。
ものすごく晴れてて、春らしくない青空だったんですよ。
今は秋…秋晴れが追加撮影のすごくいい味方をしてくれそうです。
日照条件も比較的近いですし。
今日は、わーっと外に出たくなる気分抑えつつ、家で諸々創作。
でも、何となくDVDを借りに。
借りてきたのは映画版『木更津キャッツアイ』日本シリーズ。
今、新作公開されてる話題作、ということで。
宮藤官九郎さんの脚本作品をチェックしたくて。
…あとはコミカルな作品が観たかったから。
『アビス』とか、これから再編集していく『MATH』の方向性に近いSFを借りることも考えたけれど、何かが思いとどまらせました。
さて、鑑賞してみると…。
TVのストーリーも何も知らないから、実験的な演出も含めて最初は「?」がいっぱいでしたが。中盤からは素直に入っていけました。休日にちょうどいい映画でしたよ。ほんと…最初はコレが人気作なのか疑いました^^;
でも何よりの収穫は…映画の編集アイデアを思いつけたこと。
むしろ踏ん切りがついた、というべきか。
新しいテーマは『RE:constrution』。
壊して、作り変える。
演技を切り刻むことだけは避けようとしていましたが…。
でも元がこれだけいい演技してくれてるなら、切り刻んだって空気感は残せるんじゃないか、と。
『キャッツアイ』の成功は無茶苦茶な世界観を"作りこんで"いることが一因だと思います。どこかメタを許容して、当たり前のようにストーリーの中に消化されている。
『MATH』はテーマ設定として、メタな視点を一切許さないところがあるのですが、そこに編集段階でメタな演出を入れるのは逆に映画のテーマを引き出す方法として使えるように感じました。
実現するためのテクニカルな問題も解決。
…まぁ今まで本格的に使うこと考えてなかっただけですけれど。
映像を自在なテンポでコントロール。
また絵の雰囲気が劇的に変わる予感。
最近は、『MATH』は結局何バージョン作ることになるんだろう…と思いつく新しいアイデアに妙な不安な覚えていましたが。
まずはウェブ公開を睨んだ30分版を完成させたいと思います。