2007年06月04日

バランス

 自主映画製作と「時間」と「お金」、は深刻な問題。
 覚悟、だけでなくて、安定した環境条件でなければ絶対作れません。



 自主映画を撮るひとたちは、フリーで活動しているひとも多いですね。専門学校とかを出て、バイトで生活しながら…とか。

 学校で作る映画ならともかく、学生で映画を撮るのは大変。時間的な両立という面で制限かかるし、学業捨ててバイトするか生活切り詰めるか。
 ましてや、理系大学院生で…なんて自殺行為に等しくて、仕送り0で奨学金生活している中から、映画製作の資金を捻出して時間作ろうとしたら、何かを捨てないと不可能。


 去年「MATH」を撮影し始めたときは、映画を撮るためにうまくやりくりして…研究絡みのバイトをして資金貯めて実現まで漕ぎ付けたのですが。
 それも修士一年だからできたわけで、編集のための時間確保でかなり四苦八苦したように、二年になると急に難しくなります。



 今、僕は博士の一年生。
 これまでと違って、簡単に学位取れるわけでもなく…。
 進めないといけないことは常にある状況下で、果たして映画なんて撮れるか。周りからも新作製作の話はよく話題に上がるわけですけど、ちゃんと完成まで責任持てるか自分の中で怪しくて、時が来るまで待っていました。



 覚悟だけではどうしようもない、と書いたけど、僕が待っていたのは「覚悟」そのもの。
 僕の中で、他の何よりも、創作に対して前向きになれる気持ちが生まれるまで。

 僕も生身の人間で、創作に特化したマシンではないです。
 だから、自分の中で表現したい「気持ち」が創作の次元に落ちて、環境がある程度安定するのを待っていました。


 今度こそ動ける…という感触。
 とりあえず、ココの更新をまめにしていこうと思います。
posted by 水流ともゆき(監督・音楽) at 08:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 進行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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